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　日本英語検定協会は実用英語技能検定（英検）の準2級と2級間に級の新設を決めた。これまで高校1年生で準2級、高校卒業時に2級の取得を目標としてレベル設定していたが、準2級と2級の間に大きな壁があるとの声が出ていたことから見直すもので、英検（従来型）、英検S-CBTともに2025年度からのスタートを目指す。

　日本英語検定協会によると、新設される級は満点スコアを2級の2600点、準2級の2,400点の中間に当たる2,500点程度とし、CEFR（ヨーロッパ言語参照枠）のA2程度のレベルを想定して今後、開発する。

　英検の進級は5級から準2級まで約1年程度かかっているが、準2級から2級までだけが2年近い時間が必要。受検生らから「壁が高く、この間のモチベーション維持が大変」、「小さな成功体験を積み重ねるほうが、教育効果が大きい」などと不満の声が上がっていた。

　日本英語検定協会は新設級の登場で高校生ら学習者に身近な目標を提示でき、モチベーションを上げられるほか、高校2年生にふさわしい英語力を持つことが客観的に示せるとメリットを強調している。

参考：【日本英語検定協会】英検に新設級（準2級と2級の間）導入のお知らせ（PDF）

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