2016/10/25
厚労省は10月25日、2013年3月に大学を卒業し、就職した人の離職状況調査を発表した。これを報じた時事通信(10/25)によれば、卒業後3年以内に勤め先を辞めた人の割合は前年比0.4ポイント低下の31.9%となり、2年連続で減少した。ただ、雇用情勢の改善を背景に希望する仕事を求めて転職する人が引き続き多いとみられ、3年以内の離職率は4年連続で30%を超えた。
離職率は1年目が12.8%と最も高く、2年目は10.0%、3年目は9.1%。3年以内の離職率を事業所の規模別で見ると、5人未満は59.0%に上るが、1000人以上では23.6%にとどまり、規模が大きいほど離職率は低い。業種別では、宿泊・飲食サービス業が50.5%と最も高く、電力・ガス・熱供給・水道業が8.5%と最も低かった。